2021/08/15

お寺の終活プロジェクト~多死と孤立社会を生き抜く「とむらいのコミュニティ」とは

大阪・ミナミのはずれに、お葬式をしないお寺・應典院があります。仏事のない代わりに、年間100以上のイベントを開催し、「日本一若者が集まるお寺」の異名を取ります。住職の秋田光彦さんはかつて映画「狂い咲きサンダーロード」などインディーズ映画ブームを巻き起こした一人。97年に廃寺同然だった應典院をアート系寺院として再建しました。

  2018年から新たに始まった「お寺の終活プロジェクト」は、多死と孤立の現代において、「とむらいのコミュニティ」の拠点として寺院を再生しようというもの。「無縁から、結縁へ」を合言葉に、市民活動者や終活事業者、また超宗派の僧侶らと協力して、市民に開かれたお堂「ともいき堂」も新築、その資金の一部はクラウド・ファンディング によって調達されました。