その高野英男先生が昨年末に火災によって亡くなられました。81歳でした。ご高齢にもかかわらず、震災後には、病棟・外来に加えて多数の当直をこなす、ただひたすらに地域の患者さんたちのために働かれた毎日でした。
院長が亡くなられた後、高野病院には常勤医がいなくなりました。多数の非常勤の医師、ボランティアの医師で診療(私もほんの一部ですが、精神科の診療のお手伝いをさせていただいています)が何とか維持されている状況です。しかし、無為に過ごせば病院は無くなってしまうおそれが強いと言わざるをえません。何としても、院長職をこなせる常勤医を確保することが必要ですが、その点については先行きが不透明なままです。
そんな高野病院をスポットに当て、医療の問題点を語っていただきました。
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